チャイルドハートとは
理念
- 私たちは全ての子どもは発達すると信じて支援します。
- 私たちは「遊び」を通して発達の土台を強固にする支援をします。
- 私たちは「学習」を通して「働く人」に成長するための「進学」「就職」の支援をします。
- 私たちは保護者や支える人たちとの「つながり」を大切にした支援をします。
- 私たちは「こども」第一の精神で支援します。
チャイルドハートの3つの柱
チャイルドハートの療育「遊び」と「学習」 人がより良く成長したいと思うのは、人間の本能です。どんな子でも「できるようなになりたい」という気持ちを必ず持っています。その可能性もすべての子が持っていると私たちは信じています。チャイルドハートの療育では、お子様の「発達の課題」や「つまずき」を「遊び」と「学習」で取り除き、本来のなりたい姿に近づく支援を行います。 子どもの脳の発達は「遊び」と密接に関わっています。「遊び」を通して身体や心の発達を伸ばしていきます。
療育– 運動トレーニング –
運動トレーニング …カラダの使い方を覚える!
状況を目や耳などの五感で察知し、それを頭で判断して具体的に筋肉を動かす。 といった一連の過程をスムーズに伝えるようにする能力を開発します。 感覚統合遊びや集団運動療育によって、活動を楽しみながらトレーニングをすることによって、対人関係、ライフスキルの向上を目指しています。
運動トレーニングで改善する5つの能力
- バランス能力 姿勢を保つことができ崩れても元に戻すことができる能力
- 反応能力 合図に素早く反応したり、動作を素早く行う能力
- リズム化能力 自身のリズムや相手の動きのリズムをつくる能力
- 操作能力 各種用具や自信の体をスムーズに動かす能力
- 定位能力 空間や時間などを把握し、考え・判断する能力
能力開発– 学習プログラム –
学習支援 …一人ひとりに合わせた個別教育!
「学習」を通して、今までの「できない」が「できる」に変化し、楽しい!うれしい!心地よい!と感じた時、人は大きく成長します。 学習に取り組めない子は、学習の工夫をしてあげることで、その子の持つ課題を少しずつ達成できるようにするなど、まずはできることを見つけて、そこから伸ばして、自信を持たせる指導を行います。 「できる事からコツコツと」を合言葉に、将来のお子様の自立につながる学習療育を行います。
毎日の「遊び」と「学習」を習慣化することで、お子様ひとり一人の「できる」を引き出し、将来の「進学」「就職」の扉を開くために、私たちは日々全力で支援します。
ライフスキルトレーニング– 5S教育 –
5S 教育 …ライフスキル、ソーシャルスキルを身につける!
5S は、整理・整頓・清掃・清潔・しつけの5つ言葉で作られています。 チャイルドハートの5S 教育とは、5S に加え「相手を思いやる」「我慢ができる」を重視した教育を行っております。 「相手を思いやる」とは、相手の気持ちがわかる人、人に優しく接することができる人になってもらいたい。思いやりの気持ちを育てることです。「我慢ができる」は、自分勝手な行動を取らない。衝動的にならずに、自分で自分をコントロールできるようサポートしていく。それがライフスキルトレーニングです。
1日の流れ
児童発達支援 未就学児
ご自宅または保育所へお迎えに行きます。
10:00~11:00 | 朝の会、おやつ、遊び |
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11:00~13:00 | その日のイベント(療育)、療育運動、集団遊び、帰りの会 |
13:00 | ご自宅または保育所へ送迎いたします。 |
- 施設によって療育サービス提供時間の違いがあります。
放課後等デイサービス 小学生~高校生
■学校がある平日
学校へお迎えに行きます。
15:00~16:00 | 始まりの会、おやつ |
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16:00~17:00 | 宿題・学習 |
17:00~18:00 | その日のイベント(療育)、集団遊び、帰りの会 |
18:00 | ご自宅へ送迎 |
■学校休業日(土・祝日・長期休み)
ご自宅へお迎えに来ます。
10:00~12:00 | 朝の会、学習 |
---|---|
13:00~16:00 | イベント、療育運動、集団遊び、帰りの会 |
16:00 | ご自宅へ送迎いたします。 |
- 施設によって療育サービス提供時間の違いがあります。
ごあいさつ
チャイルドハート顧問 桑原 広行
- 1997 年:
- 長崎市のアパートの 1 室で浪人生 1 名から理科専門塾として開校
- 2005 年:
- 現在の本校を新築し、小・中・高の総合塾へ
- 2006 年:
- 長崎市中町に長崎駅前校開校
- 2010 年:
- スーパーキッズ幼児教室を開設
- 2012 年:
- 長崎市花丘町に住吉校開校
- 2015 年:
- チャイルドハート・SIE設立
- 2016 年:
- チャイルドハート顧問となる
はじめまして。チャイルドハート顧問の桑原広行です。 「うちの子の勉強を見てくれる場所を作ってくれませんか?」というA君のお母さんの要望からチャイルドハートはスタートしました。
A君は、小学生の頃ADHDと診断を受け衝動性と注意欠陥が強く学校の勉強に全くついていけずに、他の子と違った言動が目立ち「いじめ」の対象となっていました。中学生になり衝動性は収まってきましたが、学校の勉強にも塾の勉強にも全くついていけずに、家庭教師をつけてもゲームの話ばかりをしてアルバイトの先生を困らせています。 自分に「この子のために何ができる?」を考え、今までの学びを深め経験の集大成としての「障がいを持つ子どもたちの安心できる居場所・自己肯定感を高める場所をつくりたい」と設立したのが発達支援・放課後等デイサービス「チャイルドハート」です。 チャイルドハートでは、一般的な児童デイケアサービスと一線を画し、「体(運動療育)・心(心理学的アプローチ)・知(学習支援)」の3つの分野を習得した指導員が療育にあたる施設です。 指導員の皆さんが休日も返上して学びを極め、日々のあきらめることのない支援の結果、開所約半年で学校関係者や医療・行政の方が見学に来るほどの施設に成長いきしました。 何よりもうれしいのは、「明日もチャイルドハートに行きたい!」という子ども達の笑顔があふれていることです。 指導員も保護者のみなさまも、子ども達の成長に手ごたえを感じ、日に日に笑顔になっていきます。
同時に、子どもたちや保護者の方が必要としている成長の場が本当に少ないことが残念で仕方ありません。 そんな中で気づいたのは、行政・親・学校等誰かが悪いのではなく、発達の凸凹が大きい子ども達とともに成長していく知恵がまだまだ共有されていないことが、このような状況を作り出す原因になっているということでした。
もちろん多くのすばらしい研究者・教育者が真剣にその対策に取り組んでいらっしゃいます。 しかし、発達の悩みを抱えた子ども達の増加に合わせた充分な支援がされていないのが現状ではないでしょうか?
そこで、チャイルドハートのノウハウを、できるだけ多くのみなさんにお伝えしたいと、「理念の共有」してもらえる同志を募ったところ、お陰様で当初の私の予想をはるかに超え多くの賛同者が現れ、各地にチャイルドハートが設立されています。 あたかも1滴のしずくが同心円となって大きく広がっていくようです。
最後に、私の使命は「こどもの発達障害を治す」ことを死ぬまで追求し続けていくことです。発達障害とは、「発達の遅れ」です。 その遅れを取り戻し、自分自身が生き辛さを感じず、周りの人々にも迷惑をかけずに、社会的に自立した状態を私は「発達障害が治った」と言っていいのではないか?と考えています。 一人でも多くのこどもが「人の役に立つ」大人に育っていく支援を続けていきます。
設立して3年という歩みを始めたばっかりの事業です。しかし、すでに多くの子どもたちが、周りの人々の予想を覆しメインストリームの流れに乗って、「花屋さんになりたいから、園芸学部のある大学へ」「馬が好きだから馬術を学ぶために北海道の高校へ」「お父さんの仕事に憧れて航空自衛官になるための学校へ」と自分の夢の実現と自立に向けてチャイルドハートを卒業していきました。
これからもチャイルドハートに関わるすべての子ども達・保護者の方たち・スタッフが、ともに活かし活かされるそんな「ワクワク」する未来を確信しながら、冒頭のごあいさつとさせていただきます。